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No.13 イエテボリスポステン紙
2002年6月17日付け記事

自閉症の男性が車の火災を起こしたので告発される
 
知的機能障害者が裁判に巻き込まれることはスウェーデンでは非常に珍しいことだ。
28歳の自閉症の男性がイエテボリの地方裁判所で大きな損害を引き起こした疑いがあるという告発をうけた。 知的機能障害者が裁判で告発されることはめったになく、捜査活動すべてが極秘扱いになった。

検事側の告発によると、この男性は乗用車にガソリンをふりかけ、火のついたタバコを投げつけて発火させた疑いがあるとのことだ。
この出来事が起こったのはリセバリ遊園地の南がわの駐車場で2ヶ月ほど前のことで、乗用車は全焼してしまった。検事は、今回の損害発生事件は公共の場所で車での火災を発生させたので非常に重大であるとみなしている。

最高4年までの入所刑の判決を受ける危険がある

28歳の男性はムーンダール市の知的機能障害者用のグループホームで生活しておりLSS法(ある一定の機能障害者への支援とサービスの法)により介護支援を受けている。この男性はコミュニケーションをとることが難しく、手話によりある程度までは理解したり他人にも意志を伝えることが出来る。従って、地方裁判所では裁判には手話通訳を出席させる予定だ。

検事のクリスチーナ パーションさんは、裁判に先立っての捜査はすべて極秘扱いされるよう指示し、告発されたのは知的機能障害のある男性であるということの確認を拒否している。もし、この28歳の男性が有罪という判決を受けると最高4年までの入所刑罰を言い渡される危険性がある。

“しかし、判決は情状酌量の余地ありということで罰金だけか、特別の介護形式下での保護監察という判決になるかもしれません。”と、クリスチーナ パーションさんは語っている。
ムーンダール市の医療福祉部長のイオネ オスカーションさんは、市内のグループホーム業務に関する最高の責任者だ。イオネさんは個別のケースについての発言を拒否しており、またこの出来事に関係して誰か介護職員が職務をおこたったかどうかについての発言をこばんでいる。
“原則的には、LSS法によるグループホームでの支援は強制ではなく自主的なものです。従って、障害者本人か、その代理人が市自治体側の提供する支援を拒否することが出来るのです。従って、グループホームの職員はホームの住民の行動を規制することができません。私達市自治体には強制拘束することができないのです。”と、イオネ オスカーションさんは語っている。

犯行を認めたということに疑いをもっている

知的機能障害者が告発されることは今まではスウェーデンでは殆どなかったことだ。
“めったにないことですが、皆無というわけではありません。大抵の場合検事が告発しない道を選びます。”と、弁護士で、以前はFUB(知的機能障害のある児童と青少年と成人の会)の理事会役員だったアン レッフレルさんは語っている。
検事の告発申請によると、28歳の男性が犯行を認めたとなっているとのことだが、このことをアン レッフレルさんは非常に疑問に思っているそうだ。
“知的機能障害のある人が何かをしました、と認めることがるということは十分理解できますが、犯罪を犯したということとは違います。多くの障害者が犯罪の重大さを理解できないのです。”と、アン レッフレルさんは語っている。

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