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No.27 イエテボリスポステン紙
2002年11月24日付け記事

“一緒に”というプロジェクトで児童が安心できる場をつくる

機能障害のある児童が安心できるような場を作りだすと同時に、児童の親たちに息抜きの時間を与えることが、イエテボリの北西部で実施されている“一緒に"というプロジェクトの目標のいくつかだ。

イエテボリ市の北西部に住む機能障害のある児童と青少年が、様々の余暇活動のために週に3回集まっている。木曜日は、イェルボー教会で堅信式のための教育を受ける日だ。子供達はダーン ハンソン牧師を囲んで座り粘土細工をしている。皆は一緒に笑い転げたり、おしゃべりに興じており、教会らしい厳粛さや、教義を教えているような雰囲気などからは程遠い。

“一緒に"はグンナレード教区とアンゲレード教区が1年半程前に発足させた共同プロジェクトだ。
「私はこういう機会があるのを非常に喜んでいます。」と、週に3回の集まりに通っている10歳のケビンのお母さんのエーヴァ ルーフグレンさんは語っている。
「ケビンがこの集会に参加でき、他のどこでも得られないような支援を受けられるのは素晴らしいことです。」と、エーヴァさんは語っている。
「私は、こういった活動は必要だと感じています。それは、このあたりには機能障害のある児童むけの余暇活動があまりないからです。」と、“一緒に"のプロジェクトリーダーのビクター バラッザ氏は語っている。

ビクターさんは、この活動に参加するにはキリスト教徒である必要はまったくなく、他の日は教会に関係のないような活動をしていると指摘している。 一緒に絵を描いたり、卓球をしたり、子供達が希望することをしているそうだ。

「私達の目標は、児童や青少年に何をしたいかを決定させることです。 この子供達はもしかしたら学校では卓球の仲間に入れてもらえないかもしれないからです。ですから、子供達にとって、ここで私達と一緒に出来るということは大きな意味があるのです。」と、ビクターさんは語っている。

ビクターさんによると、プロジェクトが始まったばかりの頃は地区に住む子供の親たちと連絡をとることが難しかったそうだ。移民者のグループによっては、障害のある子供がいることは大きな恥辱であると考え、子供を活動させるどころか隠している人達もいるからだそうだ。
さらに、もう一つの障害は、この集会を教会が主になって行っているということにある。それは、イエテボリの北西部に住む人達はキリスト教以外の宗教を信じている人達が多いので、子供を教会に連れてくることに抵抗しているかもしれない。
しかし、この集会に参加する児童の数はだんだん増えてきて、現状では毎回20名程度の児童達が集まりに顔をだすようになった。

今年の夏までには、“一緒に"プロジェクトは評価され、さらに延長して実施されるかどうかが決まる予定だ。

エーヴァ ルーフグレンさんは、プロジェクトの延長を心から望んでいる。


ハンドリングスプラン(対処計画)は鋭く批判されている

市自治体の機能障害者むけの新しいハンドリングスプランで使用されている言語は不明瞭で、移民者の抱える問題を無視している。 これは、アンゲレードとイェルボー地区で機能障害のある児童のためのプロジェクトを実行しているビクター バラッザ氏の考えだ。

ビクター バラッザ氏は、ハンデキャップ プロジェクト“一緒に"を1年半ほど前から実行しており、機能障害児の父でもある。
ビクター氏は、現在専門家の見解を集めている段階の機能障害者むけの新しいハンドリングスプランは、移民者の抱える問題を無視していると考えている。

「このプランでは、この国に新しく転入したきた人であり、機能障害があるという、2重の疎外感を持っている人達を考慮することを全く忘れています。」ハンドリングスプランは、障害ということについての移民者の多くがもっている見解についても触れていない。

イエテボリ市役所執務部のハンス ヴレンネ氏は、ハンドリングスプランの担当だが、プランには欠陥があるかもしれないということは承知しているとのことだ。

「セミナーで、移民者や機能障害のある人達についての討議をしたことがあります。その結果、この分野ではまだまだ多くの事柄を発展させてゆかなければならないという結論に到達しています。」

ハンス ヴレンネ氏によると、ハンドリングスプランについて、現状では幾つかの専門団体の人達がどういう見解か、また移民者に関して何か追加する必要があるかどうかについての意見を待っているとのことだ。

ハンドリングスプランは、移民者達の団体のどれかに見解を求めるために回っていますか?

「確かに考えてみると移民者達の団体には渡っていないと思います。しかし、年金生活者と障害者団体には渡されています。」

11月30日までには諸団体からの見解が集められ、12月11日には回収された回答についての議論が行われる予定だ。



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